BA (Hons) Cancer and Palliative Care2010年01月27日(水)

2005年からフルタイムで仕事をしつつ、大学で緩和ケアについて勉強をしてきた。

昨日、Dissertation(学位論文)の結果が発表されました。
無事、合格していました。
これでCancer and Palliative careのDegreeを取得できました。



高校生・短大生の頃は英語がものすごく苦手で、100点のテストなのに20点台をとったこともよくあった。
イギリスに来てある程度英語が話せるようになった今でも、アカデミックな英語は苦手で論文を読むのも、書くのも苦労している。
でも、あきらめず続けることでここまで来れたのだと思う。

そして理解ある同僚や上司、職場にも恵まれた。

Degreeが取得できて嬉しいと言うよりも、なんだか力が抜けたような気分。
そしてサポートしてくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。


励まし、応援してくださった方々、ありがとうございました。



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Posted at 05:49 | Palliative care(U.K) | この記事のURL | Clip!! | コメント(14)

雪に埋もれ凍りつくイギリス・・・・。2010年01月08日(金)

ここ数日イギリスは寒波が押し寄せ、各地で大雪、気温は氷点下。
昨日は運良く仕事が休みだったので、ご近所の友達の家でお子様とともに雪だるまとかまくらを作って遊んだ♪

わたしの住む町も今日の最低気温は−9℃。昨日30センチ近く降り積もった雪は溶けることなく、路面はアイスリンクのようになっている。

こういうとき、訪問看護の仕事はほんとに困る。

今日は仕事の日。
今朝、まずチームリーダーに電話で
「路面凍結で危険すぎて仕事にいけそうにない」と報告。
私は職場のエリアまで田舎道を通って車で30分ほどかかる。

ほかの訪問看護師たちも職場のエリアにはいけないので、自分の住む地域を歩いてまわることになったらしい。
幸運にもわたしの職場のエリアにすんでいる訪問看護師さんがいるので、必要な患者さん宅をまわってくれるそうだ。

私も自分の住む町のGP診療所の訪問看護師のオフィスへ連絡。
この地域で患者さんがいれば手伝いますと仕事用の携帯の番号を伝えた。
あいにくわたしの住んでいるエリアには訪問が必要な患者さんはいないらしい。

午後になっても気温はあがらず。
雪はまったく溶けていかない。
家のまわりの道も凍ったまま。

大きな通りはどうなってるかと歩いてチェックにいくと、結構除雪されていた。
しかし、すこし細い道へ入ると、道はカチカチに凍っている。
30分ほど歩きまわっていた間に、何台か走っている車を見かけたけど、路面が凍結しているために曲がるときに滑っている車が多い

わたしの職場は結構小さな村。
前回の大雪のときのように村中の道が凍ったままだろう・・・。

今晩も冷え込むらしいし、明日の天気予報を見ても最高気温−1℃!
そして週末にはまた雪。

イギリスは当分凍ったままになりそうです。


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Posted at 02:12 | その他 | この記事のURL | Clip!! | コメント(6)

患者さんとの心の距離2010年01月06日(水)

訪問看護の仕事をはじめて以来、緩和ケア病棟では週1日仕事をしている。
緩和ケアとすこし距離を置いてみると、やっぱり私はこの分野が好きなんだと実感した。

緩和ケア病棟では新しいスタッフも数人働き始めている。
たまにしか会わないけれど、みんな仕事を楽しみつつ、一生懸命ケアしているという姿勢が伝わってくる。

でも、ある看護師(カレン:仮名)の表情が気になった。
カレンは緩和ケアで働きたいと熱望してやってきたスタッフの一人。
働きはじめと比べ、表情はこわばっていて、笑顔が消えていた。
他のスタッフに聞くと、カレンは患者さんの状態が悪化すると泣き出してしまうと言う。ひどいときは泣き止むことができず、やむを得ず帰宅させることもあるのだとか・・・。


いい緩和ケアを提供したい。
患者さんのためにベストなケアをしたい。
患者さんの心に寄り添い支える。
患者さんのために・・・と献身的に一生懸命ケアをするということはすごく大切なことだと思う。

でも・・・・。

緩和ケアの分野ではお別れの機会が多い。
患者さんに自分自身の心を密接に寄り添わせてしまうと、私たちは何度も近親者の死別の悲しみを体験することになってしまう。
それではいくらタフな看護師でも心が壊れてしまうと思う。

だからといって、患者さんに寄りそうなといっているのではないので誤解しないで欲しい。

よりよいケアを多くの患者さんに、そして緩和ケアの看護師として長く働いていくために、自分の心をまもることを大切にして欲しい。

仕事のときは一生懸命仕事をし、仕事とプライベートの区切りをしっかりとつけて、自分の心を休息させる時間も作って欲しい。

仕事中、心がパンパンに張り詰めてしまいそうなとき、まわりのスタッフでサポートしあえるような環境であって欲しい。

そして自分の心の限界も知っていて欲しい。
もうダメだと思ったときに、いったん身を引く、休憩を取るということもすごく大切なことだと思うから。


なんだか取り留めのない話になってしまったけれど。
緩和ケアだけでなく、看護師をしているみんなが心身ともに末永く、元気に仕事できますように・・・と思ったのでした。



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Posted at 05:10 | Palliative care(U.K) | この記事のURL | Clip!! | コメント(5)

訪問看護の日々2009年12月23日(水)

ごぶさたしてます。
DegreeのDissertationが無事に提出できたとたん、一気に気が抜けてしまって・・・。
仕事が終わると家でTV見たり、本を読んだり。今までできなかった分、だらだらと過ごしていました。


訪問看護の仕事のほうは少しずつなれてきて、とても優しい上司や同僚に助けられながらぼちぼちやってます。

こちらの訪問看護は主にはGP(かかりつけ医)の診療所と提携している。
GPから訪問の依頼を受けたり、病院から患者さんが退院するときに連絡を受けてケアを引き継いだり、また患者さん本人や家族から依頼があって患者さん宅を訪問したりする。

この訪問看護もNHSのサービスの1つなので、患者さんたちは無料で訪問看護のサービスが受けられる。
訪問看護の大前提は・・・・GPの診療所にこれない、家の外に出ることができない人のみ。

主なサービスは慢性疾患の看護、老人看護、緩和ケアの提供。
具体的には・・・
・下肢の潰瘍、創傷、じょく創などのドレッシング交換
・採血
・尿管カテーテルの管理
・在宅の緩和ケア患者さんのサポート
・糖尿病の管理(インシュリンが自己投与できない人のサポートなど)
・失禁のある患者さんのアセスメント・サポート
などなど。


1ユニット=15分と言う割り当てで、移動時間を含めて一日の仕事量は20ユニットまでになっている。
時々忙しくはなるものの、病棟勤務の時のようなばたばた感はあまりなく、一人ずつの患者さんにしっかりと向き合う時間が持てるので、訪問看護の仕事も悪くはないな・・・と思っていた。




しかし。

昨日、私の働くエリアは午後からとんでもない大雪に見舞われた。
しかも先週の雪が解けかけで凍って路面が凍結していたところへの大雪だった。そして私にとって災難としか言いようのない日だった・・・。

まず、朝一番に行った訪問先で道を間違えたため狭い道をバックしていたら、凍結した路面に滑って左のサイドミラーを破損。
被害額、約200ポンド。

訪問エリアは坂の多い村なので、凍結した坂を車で下るのは危険だと思って、車を止めて患者さん宅まで徒歩で向かったところ。
滑って転び、しりもちついた。
「おしりに脂肪がたっぷりあるから怪我しなくてすんだよ♪」と患者さんに報告。

午後から雪がどんどん積もりだしたが、患者さん宅を訪問するためゆっくりと車で走っていたら、悪がき3人組に雪の玉を車にぶつけられた。
思わずあたまにきて「ふざけんなー!!!」と叫んでしまった。
何年イギリスで生活しようが、とっさの一言は日本語でした・・・。

午後2時ごろ。患者さん宅から次の訪問先へ行こうとしたところ、雪にすべり車が動かなくなる。少々パニックしたけど、何とか脱出。

午後3時ごろ。チームリーダから電話。これ以上の訪問は危険なので帰宅するようにいわれる。患者さん宅から家に向かって帰り始めるが、道路の積雪はすでに10センチ以上。ひやひやしながら家に向かう。みんな時速5マイルくらいののろのろ運転。
わたしの住むエリアはそれほど雪が積もってなくて安心した。だけど、家が近くなったとき、家の鍵をオフィスにおいてきたことに気づく・・・。

自分のおろかさをのろいながら、大雪の村へ逆もどり。
村の中の積雪はすでに20センチくらい。坂の多い村で、途中雪遊びをしていた親子に迂回を勧められ、なんとかオフィスのあるGP診療所に到着。

そして車のガソリンがなくなりそうだという警告ランプ点灯。なのに所持金2ポンド。(これではガソリン2リットルも買えません・・・・)
普段の日だったら警告ランプが点灯しても家までは何とか到着できる距離だけど、この雪で帰るのに何時間かかるかわからない。
雪の上にガス欠で立ち往生になりかねない。
こまっていたら診療所に残っていたやさしいGPがお金を貸してくれた。

村のガソリンスタンドまで何とかたどり着き、ガソリンを入れて、家に向かったけど、のろのろ運転でいつもの4倍の時間がかかった。
でも無事に家に着いたときは本当にほっとした。


わたしの職場のエリアがどれだけひどい状況だったかをTVのニュースでも取り上げられていて、こんな状況で仕事行ったら絶対事故起す・・・と思っていたら。(イギリスにはスノータイヤやチェーンはほとんど売っていない)

今朝、チームリーダーから電話があって
「今日は危険だから仕事に来なくていいよ。お休みして」と言われた。
私は水曜日が休みなので、今日を休みにして水曜日出勤することにした。

雪が解けていることを願うばかり・・・。
イギリス在住の皆さん雪道での運転は十分に気をつけてくださいね。




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Posted at 04:10 | Nursing in UK | この記事のURL | Clip!! | コメント(5)

近状報告2009年11月23日(月)

長い間、ご無沙汰していました。
何とか大学の学位論文を書き上げ、提出できました。

いつもながら、最後にばたばたとやる癖はぬけず、大学のスーパーバイザーには締め切りの延長願いを出した方がいいのではと心配されましたが、期限どおり提出できました。

提出してしまったからには、1月末に結果が出るまでは心配しても仕方ないので、今まで遊べなかった分取り戻そうと思います♪

このブログの方もまた少しずつ更新していこうと思います



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Posted at 05:38 | その他 | この記事のURL | Clip!! | コメント(6)

しばらくの間更新停止します2009年09月25日(金)

今月から新しい仕事(訪問看護師)をはじめたのと、大学の学位論文の執筆のため、非常に多忙な日々を過ごしてます。
そのため、しばらくの間このブログの更新を停止します。

冬頃また再開しますので、よろしくお願いします。


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Posted at 06:23 | その他 | この記事のURL | Clip!! | コメント(2)

Liverpool care pathwayに対する懸念2009年09月10日(木)

質の高い終末期ケアをホスピス以外の他の場所でも提供できるようにとMarie Curie Cancer Careによって開発されたLiverpool Care Pathway
日本語にも訳されているので、聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

イギリスの新聞(TelegraphとThe Daily Mail)にLiverpool Care Pathwayに関する気になる記事が掲載されていましたので、リンクを貼っておきます。

Dying patient scheme should be examined, campaigners warn (Telegraph)

Euthanasia by the back door: Hospitals 'death pathway' is open to error (The Daily Mail)


これらの記事に関するThe Marie Curie Palliative Care Institute Liverpool のコメントはこちら


Liverpool Care Pathwayを正しく使い、ケアの質の向上のためにも、終末期医療に関わる全ての医療スタッフへLiverpool Care Pathwayの十分な教育とトレーニングを強化する必要があるのかもしれません。


追記:BBCでも取り上げられてました
'Crisis' over terminally-ill care (BBC News)



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Posted at 07:06 | Palliative care(U.K) | この記事のURL | Clip!! | コメント(2)

My new partner2009年09月07日(月)


わたしの新しいパートナーを紹介します!


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今まで乗っていたToyotaのスターレットが最近調子が悪かったのでみてもらったところ・・・修理費約900ポンドといわれて。
すでに11年以上たっている車に900ポンドも払うのも・・・と躊躇していたらScrappage Schemeというものを教えてもらった。
このScheme、10年以上たった車を廃車にして新車を購入すると2000ポンドの補助が受けられるというもの。

ということで、このSchemeを利用して新車を購入しました。
SuzukiのSplashです。

新しいCommunity Nurseの仕事は自分の車で患者さん宅を訪問するので、これからこのSplashとともに仕事がんばります。


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Posted at 06:28 | その他 | この記事のURL | Clip!! | コメント(3)

Community Nurseになります2009年08月30日(日)

NHSの病院付属の緩和ケア病棟へ転職したのは去年の10月のこと。
同じ建物内に教育センターもあり、マクミランナースのオフィスもあり、規模的にも前働いていたチャリティ運営のホスピスよりも大きなところだ。
たくさんの希望を持ってここへやってきた。

働き始めの頃はスタッフ不足やマネージメントの問題があり、病棟の状況は最悪で、私もかなりストレスを感じていた。

数ヶ月前に新しい病棟マネージャーがやってきて、病棟の雰囲気はいい方向へ向かいだした。

やはりNHSの病院付属の緩和ケア病棟となると、前の記事にも書いたけれど、かなり病院の都合に振り回される。
いつでもばたばたと忙しい感じがする。

しかし、独立型のチャリティのホスピスよりもオンコロジー(腫瘍科)病棟や在宅との連携がよく、緩和ケア病棟内ではできないような治療はわりと速やかに行えたり、在宅への移行も早い。
また緩和ケア病棟に関わる職種も多く、患者さんの亡くなった後の家族のフォローアップも専門のチームが行っている。
また病棟内やデイケアで活動するボランティアの数も多く患者さんの支えにもなっている。

総合的にみて、NHSの緩和ケア病棟もスタッフさえいれば悪くないのかもしれない。
ここでの経験も無駄ではなかったと思えるようになっていた。


実はここ最近私は何度かマクミランナースのポジションに応募していた。
面接にも呼ばれたのだけど、なかなかいい返事はもらえない。
面接のフィードバックとして毎回言われるのが
「緩和ケアの病棟の経験は十分だし、知識もある。でもマクミランナースとして働くには在宅の経験があったほうがい。」

緩和ケアから離れるのは寂しい気もするし、いろいろ悩んだ末・・・
このまま緩和ケア病棟でスタッフナースとして働き続けるよりも、在宅の経験を得る方が将来のためにプラスになるのではないかと思い、転職することにしました。
9月から訪問看護師(Community NurseまたはDistrict Nurseとも言う)をします!

これからは在宅で慢性疾患や老人看護、そして緩和ケアをやっていくことになります。



実は新しい仕事は週30時間(週4日勤務)のパートタイムしか取れなかったので、今の職場に辞表を出し、もし可能であれば臨時職員として働けないか聞いてみたところ・・・
病棟マネージャーから週7.5時間(週1日勤務)の契約でこのまま緩和ケア病棟で働き続けてはどうかとオファーをもらった。おまけに、働く日は訪問看護師の仕事の方を優先して、わたしの希望日に仕事をいれてくれるという。


・・・ということで。
来月からは週に4日訪問看護師、週に1日緩和ケア病棟で働くことになりました。
訪問看護師の担当エリアは前の職場のすぐ近く。患者さんを送ることにもなるので、前の職場ともかかわりが持てて嬉しい♪

これからはホスピスや病棟の様子だけでなく、イギリスの在宅緩和ケアの様子も紹介していこうと思いますので(仕事に慣れてきたらだけど)、今後ともよろしくお願いします。



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Posted at 10:00 | Palliative care(U.K) | この記事のURL | Clip!! | コメント(13)

お知らせ:Open Day at Helen & Douglas House2009年08月25日(火)

9月12日土曜日に、Oxfordにある子供のためのホスピス、Helen & Douglas HouseでOpen Dayがあります。

ライブミュージックなどのエンターテイメント、出店など、ホスピス運営のためのチャリティイベントです。
ご家族でも楽しめるイベントだと思います。

興味のある方はHelen & Douglas HouseのウエブサイトからEmailまたは電話でイベント参加のための無料チケットを入手してくださいね。





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Posted at 07:53 | Palliative care(U.K) | この記事のURL | Clip!! | コメント(0)

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